
こんにちは。南日本ハウスグループの南日本開発㈱【みなみの解体】です
解体工事は、建物を取り壊すだけのシンプルな作業と思われがちですが、実際にはさまざまなトラブルが発生することがあります。この記事では、他の投稿と被らないユニークなトラブル事例を3つ取り上げ、その原因と解決策、関係する行政機関や業者、さらには追加費用が発生するケースについて詳しく解説します。
事例1:解体工事中に埋設物が発見される
トラブルの内容
古い建物を解体している最中、地中から思わぬ埋設物が出てくることがあります。例えば、
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古い井戸
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廃棄された産業廃棄物
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過去の建物の基礎
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石やコンクリート塊
特に、過去に適切な埋戻し工事がされていなかった場合、こうした物が見つかる可能性が高くなります。
トラブルの原因
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過去の建物の解体時に適切な処理がされていなかった。
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古い地図や記録に埋設物の情報が記載されていなかった。
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施工主が事前に地盤調査を実施していなかった。
解決策
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埋設物の種類を特定
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石やコンクリート塊であれば、解体業者がそのまま撤去可能な場合が多い。
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産業廃棄物の場合は、専門業者による適正な処理が必要。
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井戸の場合は、埋め戻し作業やお祓いが必要な場合も。
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関係機関に相談
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産業廃棄物の場合 → 自治体の廃棄物担当部署
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文化財の場合(古い石碑など) → 教育委員会や文化財保護課
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追加費用の発生
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埋設物の撤去費用:5万〜30万円(種類による)
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産業廃棄物処理費用:10万〜50万円
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井戸の埋戻しとお祓い費用:5万〜15万円
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事例2:近隣からのクレームで工事がストップ
トラブルの内容
解体工事が始まると、
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粉じんが飛散して洗濯物が汚れた
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騒音がひどくて日中在宅している住民が困っている
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重機の振動で家が揺れる など、近隣住民からクレームが寄せられることがあります。
トラブルの原因
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事前の近隣説明が不十分だった。
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養生シートの設置が不適切で、粉じんが飛散してしまった。
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作業時間が早朝・深夜に及んでしまった。
解決策
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事前の近隣挨拶と説明会
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工事開始の1週間前には、近隣住民に説明を行う。
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工事時間や対策について理解を得る。
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適切な防塵・防音対策
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防音シートを設置し、振動を最小限に抑える。
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散水作業を徹底し、粉じんの飛散を防ぐ。
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関係機関の対応
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自治体の環境課や建築指導課に相談し、指導を受ける。
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クレームが解決しない場合、調停機関に相談。
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追加費用の発生
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防音シート追加費用:3万〜10万円
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クレーム対応による工期延長:1日あたり5万〜15万円
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事例3:隣家との境界トラブル発生
トラブルの内容
解体工事を進める中で、
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隣家の敷地に足場がはみ出している
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境界のブロック塀が壊れた
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お互いの境界線が曖昧で争いが起きた
こうした問題が起こると、工事の遅延や隣人トラブルに発展することがあります。
トラブルの原因
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事前に正確な測量を行っていなかった。
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足場を組む際に許可を取らずに隣地にはみ出してしまった。
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解体作業時に誤って隣家の塀を破損した。
解決策
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工事前に境界確認を行う
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土地家屋調査士に依頼し、境界測量を行う。
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隣地との境界線を明確にし、トラブルを未然に防ぐ。
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隣地の許可を得る
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足場を一時的に隣地に設置する場合は、事前に許可を取る。
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書面で合意を取ることで後々のトラブルを防ぐ。
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万が一破損が発生した場合
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破損箇所の修理費用を業者の保険でカバーする。
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交渉が必要な場合は、弁護士や調停機関を利用する。
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追加費用の発生
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境界測量費用:5万〜20万円
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境界トラブルによる工事中断:1日あたり5万〜10万円
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塀の修理費用:10万〜50万円
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まとめ
解体工事は単に建物を壊すだけでなく、予想外のトラブルが発生することがあります。しかし、事前準備と適切な対応を行えば、大きな問題に発展せずスムーズに工事を進めることが可能です。
解体工事を依頼する際は、
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事前の調査と測量を徹底する
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近隣への説明をしっかり行う
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想定外のコストが発生する可能性を考慮する
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