こんにちは。南日本ハウスグループの南日本開発㈱【みなみの解体】です
私達を大切に育ててくれた両親も年を老い、高齢で身体の不自由さも出てくると慣れ親しんだ実家を維持することも難しくなり、やがて誰も住むことができない…こんな事ありますよね。
いずれ私たちも年を老い同じようにその時を迎える時、今の子供たち世代に管理や相続問題を投げることがいかに大変なことか、また法律も今よりもっと厳しくなり税金の高騰なども考えられるのでできれば今の状態がそのままであれば何とかしたいと考えていらっしゃる方も多いと思います。そこで、今回は実家じまいをテーマにお話ししてみたいと思います。
実家じまいのポイント
子供のころ慣れ親しんだ家、両親がなけなしで購入した家、子育てに奮闘した家、たくさんの喜怒哀楽を過ごした家。そんな思い入れのある実家をどうにかしなければならないという寂しさや現実問題が不安を仰ぎます。特にまだ住んでいる両親にとっては“何言ってるんだ。まだまだ考えなくていい”と話に耳を傾ける気配のないご両親もいるでしょう。
1.元気なうちからすこしずつ片づける
物は家族が増えた分だけ物も増えます。ですが、子供たちはパートナーを持ち、家を出て新しい住まいなどを構えることも多いでしょう。そうすると、物だけが増えたまま残ります。
両親も元気なうちにいらないものはと処分はしますが、それでも思い入れがあったりして捨てられないものもあります。でも、年を老うごとに作業することが難しくなりますので今のうちにできる限りの作業を進めていきましょう。
2.片づけるポイントを把握する
誰でも自分の納得しないまま、“これ要らんでしょ?これ捨てるね。”では、テリトリーを荒らされる気分になり、納得できないと気持ちを逆なでしてしまいます。なので順序よく対応しましょう。
1.両親と会話をする
会話とは二人以上の人が集まって話をすることです。会話はいわゆるキャッチボールが基本です。相手の言う言葉を聞き、受け入れる言葉を発し、意見が違ったら自分の考えも述べる。キャッチボールは必ずミットなり手なりボールでするととります。取る=受け入れるなんです。受け入れて自分の気持ちを相手に伝える=投げるです。
決して一方通行ではキャッチボールは成り立ちません。まずは両親がどんなふうに実家の事を考えているのか話を聞いてみられることから始めるとよいでしょう。最初から決して否定をしない方が本心を聞くことが出来ると思います。
2.抵抗感のない場所のものから片づける
例えば、二個同じものがあるもので必要で便利なものを残したいですよね。でももしかしたら思い入れのある古いものを捨てれないという方もいらっしゃいます。促すポイントは気に入っているものを知り、両親が残したい方を残しましょう。古くなくて使わないのであれば“えっじゃ-私がもらっていい?とっても素敵だから”とほめてみましょう。“いいよ”という方は思い入れのある古い方を選んで満足していることがはっきりします。“あらこっちの方が素敵かしら?”と迷う方は必要で便利な方に変更するかもしれません。返してくれる言葉を聞き取りながら方向性を変えてみましょう。結構押し入れにしまってあるもの等を引き出してするよりも目の前にあるものから自然な感じで片付けしていく方が受け入れやすい傾向がありますので試してみましょう。
3.思い入れあるものを厳選していく
この状態までくる間はかなりの日数をかけて行います。半年~1年それでも難しい場合はそれ以上かけてゆっくり気持ちが赴くまで時間をかけることがポイントです。決して急ぎすぎないようにしましょう。思い入れもあるものは厳選することは難しいです。ただ、片づける方法はいくつかあります。例えば、子供たちとの幼少期に作成した作品だったり勉強した日記帳だったり。
“そんなものまで取ってる?”と思いの方もいらっしゃると思いますが、残しているご両親は実は結構たくさんいらっしゃいます。その時は写真をとってアルバムにしてあげると物はかたずけられますし、いつでも見たいときにみんなで共有してみることもできますので、喜ばれます。
また、装飾品で2~3個気に入ったものがあればどれか一つ選んで気にいったものを飾りましょうと促してみると案外1個に絞れたりもします。また、子供たちが使用していた子供時代の食器やぬいぐるみやおもちゃ・絵本などはそのままにしておくのも“もったいない”からどこかの幼稚園保育園・病院などに寄付してまたつかってもらおうかと提案すると“大事にしてもらえる”という安心感から手放す方向へ向かう可能性も高くなるでしょう。大事なのは一緒に片づける人も大事に思ってくれていると共感してもらう事です。
4.最終的に業者へ依頼する
ここまで進めることができたら本当に素晴らしいです。なかなか大きい荷物は移動等難しいのでベッドやタンス・机・飾り棚などは自分たちだけでは難しいことが多い作業です。
昔は婚礼家具なんていいながら両親のさらにご両親から受け継ぐものだったり頂いたものだったり、なかには高価なタンスもあることでしょう。もし、値がつきそうな高級なタンスであればリサイクルショップなどに買取査定に来ていただいたりすれば移動や処分の手間も省くことが可能です。あとは自治体でも引き取りを行っているところもありますのでその地域の自治体に確認してみることも重要です。
5.介護が必要になった際
これは余談ですが、介護が必要になった際、介護のレベルにもよりますが、介護保険を利用して介護用のベッドやおむつ支給補助やトイレや手摺設置など様々なレンタルや購入ができますので
まずは自分たちで購入せず、病院側に問い合わせてみてください。できる限り、物を増やさないように心掛けてもらう手助けやサポートも必要です。
それ以外の問題点
実家じまいのポイントは上記のような形で進めるとすこしでもスムーズに行えますが、まずは実家のご両親の親族などの意見のむく方向性の相違なども考えられます。
いくら兄弟姉妹でも考え方がそれぞれ違う可能性は十分にあり、近隣・遠方等実家の面倒や行き来の回数等、細かい部分の日々の両親への思いやり度感などに不平不満を思う方もいらっしゃるかもしれません。まずは両親や実家の事をどういうふうに思っているか、両親と一緒に会話ができればいいですね。
親自身の考え方や経済状況を確認しておく
親自身の気持ちや経済状況を理解しておくことが一番大切です。いつ介護が必要になるか不明なので、親が元気なうちから兄弟姉妹と話し合いを持って進めましょう。
また、どこで介護を過ごすか(自宅がいいのか施設がいいのか)施設であれば一人部屋が可能であるか、お見舞い訪問が可能かといった内容を話しておくことをおすすめします。
また、兄弟姉妹間で早めに介護の情報を共有して、介護が必要な場合を想定しておくことも大事だと思います。親の金銭貯蓄額など、資産状況についても介護による利用で一定のお金が必要となることが多いため、親の貯金・資産を活用することも検討してください。
兄弟姉妹間で介護の役割分担を事前に話し合う
兄弟姉妹間で会話の時間を設けて、お互い納得できる役割分担を事前に決めておくことも重要です。具体的には、曜日ごとの分担や病院の送り迎え・実家訪問の曜日・買い出しや墓参りの当番制の仕方・両親の資産運用の方法管理といった具体的な内容を決めておくことです。場合によっては皆さんお仕事や子育てなどでうまく計画通りにいかないことも多々あることと思います。
決めておく=絶対しなくちゃいけないではないことを念頭に思っていてください。
介護者や役割分担を決めることは、あくまでも特定の人のみに負担が集中しないよう注意することです。実家の遠方に住んでいることで両親を介護することが不可能であれば、金銭的に援助する方法もあります。今の時代はビデオ電話などでも会話も顔見て話すことも可能です。まずは意見の食い違いを感じても穏やかに話を聞き、意見を述べることが重要です。
介護施設への入居を検討する
選択肢のひとつとして介護施設への入居を検討することもあります。兄弟姉妹が自分たちで親の介護をせずに済むため、在宅介護による介護者の身体的・精神的な負担の軽減につながるとも言えます。また介護の負担に伴う人間関係などのトラブルを防ぐことにもつながります。専門的な技術を持つスタッフと設備が整った状況で安全かつ快適に介護を専門家に任せられるため、安心できます。何より、無理をしすぎないことです。
まとめ
兄弟姉妹間で方向性は違っても親の事を思う気持ちは皆さん同じだと私は思っています。できる限りのトラブルは避けて同じ方向性に向かって実家じまいできることを誰もが願っていることと思います。ただ、そこには金銭的問題、遠方によって管理や介護の難しさ、兄弟姉妹間での意見の相違など多々たくさんの壁が立ちはだかることでしょう。
自分たちの子供たち(孫)にまでそういった思いをさせないためにも早めの実家じまいや両親の先々の事を考えて今行動することはとても重要だといえます。
短期集中にはとても精神的肉体的金銭的負担も大きい実家じまいへの第一歩すこしずつ進めていけるお手伝いのコラムになれば幸いです。
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