こんにちは。南日本ハウスグループの南日本開発㈱【みなみの解体】です
足場とは解体工事や建築工事で高いところでの作業をするための足を踏む場所のことを言います。一般住宅で自分たちで高所の場所を確認したり直したりするときは脚立というものを利用しますよね。大きな専門の作業工事をするときは脚立で一回一回場所を移動させて使用するのはあまりにも効率が悪く不安定であぶないので解体現場や建築工事とかでは必ず足場を利用します。
でも足場も専門じゃない限りどれくらいの費用で何を使って組み立てるのかほとんど知られていないと思いますので今回は足場について解説したいと思います。
工事現場における足場は、主に金属性のパイプなどを組み立てて、そこに防音シートや防塵シート等を取り付けます。作業を支える重要な役割を担っています。
解体現場の足場の役割
1. 安全確保
解体作業を行う際に、高所作業や危険な作業を行うために足場が必要です。足場がしっかりと組まれていれば、作業員が安全に作業を行うことができます。
2. 作業効率の向上
足場が整備されていれば、作業員は高所に上がったり移動したりする際に安定した状態で作業ができます。これにより、作業効率が向上し、作業時間を短縮することができます。
3. 解体作業の支援
足場は、解体作業に必要な機材や資材を配置するための基盤としても利用されます。足場があれば、解体作業を行う際に必要な機材や資材を効率的に配置することができます。
4. 環境保護
解体作業を行う際に、周囲の建物や環境に被害を与えないようにするために、足場が必要です。足場がしっかりと組まれていれば、解体作業を行う際に周囲の建物や環境を保護することができます。
解体現場の足場は5つの役割を果たすため、しっかりと設計・施工されることが重要
足場の種類と特徴(メリットデメリット)
足場にもいくつか種類があります。
くさび足場
枠組み足場
単管足場
単管ブラケット足場
脚立足場
無足場工法
くさび足場
特徴:柱や壁に直接固定されるため、安定性が高い。組み立てが比較的容易。
メリット:安定性が高いため、高所での作業が安全。組み立てが容易。
デメリット:組み立てに時間がかかる。設置場所によっては設置が難しいことがある。
枠組み足場
特徴:木製の枠組みを使用する足場。組み立てや解体が比較的容易。
メリット:安定性が高い。組み立てや解体が容易。
デメリット:木製のため、耐久性が低い。組み立てに時間がかかる。
単管足場
特徴:単管パイプを使用して構築される足場。組み立てが比較的容易。
メリット:組み立てが容易。柱や壁に直接固定できるため、安定性が高い。
デメリット:設置場所によっては設置が難しいことがある。耐久性が低い。
単管ブラケット足場
特徴:単管パイプを使用し、ブラケットで固定する足場。高所での作業がしやすい。
メリット:高所での作業がしやすい。安定性が高い。
デメリット:設置場所によっては設置が難しいことがある。組み立てに時間がかかる。
脚立足場
特徴:脚立を使用して構築される足場。小規模な作業に適している。
メリット:小規模な作業に適している。組み立てが容易。
デメリット:安定性が低い。高所での作業には向かない。
無足場工法
特徴:足場を使用せず、クレーンや吊り下げ作業などを活用する工法。
メリット:足場費用が不要。作業スペースが広く取れる。
デメリット:安全性の確保が難しい。高所での作業には不向き。
一般的に、木造住宅の解体作業で使用される足場としては、鉄管足場やアルミ製の足場(単管足場)がよく利用されています。安定性が高く、作業効率の向上や、耐久性や安全性も考慮されて選定されることが多い
解体工事における足場の設置と解体の流れ
1. 足場の設置
解体工事が始まる前に、建物や構造物の周囲に足場を設置します。足場は作業員が安全に高所作業を行うために必要なものであり、しっかりと設置されていることが重要です。
2. 解体作業の開始
足場が設置されたら、解体作業を開始します。建物や構造物を解体する際には、解体する部分から順に作業を進めていきます。解体作業は専門の作業員が行うため、安全に作業を進めることが重要です。
3. 解体作業の進行
解体作業が進むにつれて、足場の位置や高さを調整する必要がある場合があります。作業員は、安全に作業を行うために足場の状態を常に確認し、必要に応じて調整を行います。
4. 解体作業の終了
解体作業が完了したら、足場を解体していきます。解体した足場は撤去し、建物や構造物の周囲を整備します。解体後も、安全確保のために注意を怠らず、作業を行っていきます。
解体作業には専門の技術や知識が必要とされるため、作業を行う際には専門の解体業者に依頼することをおすすめします。
届け出や規則条件
機械等設置届で足場に関する届け出の内容は以下のようなものが含まれる可能性があります。
1. 足場の種類:使用する足場の種類(例:架足場、吊足場、組立式足場など)を明記する。
2. 足場の設置場所:足場を設置する場所を具体的に指定する。
3. 足場の構造:足場の構造や高さ、幅、長さなどの詳細を記載する。
4. 足場の設置日程:足場の設置予定日や撤去予定日を明確に示す。
5. 足場の安全対策:足場の安全確保に関する対策(例:手すりやネットの設置、定期的な点検など)を記載する。
6. 足場の管理責任者:足場の設置や管理を行う責任者の氏名や連絡先を明記する。
これらの項目は、機械等設置届で足場に関する届け出を行う際に必要な情報となります。設置する足場の安全確保や周囲への配慮を十分に考慮した内容を記載することが重要です。
労働安全衛生規則における足場の設置条件は以下の通りです。
1. 足場の設置は、建設現場や高所作業現場での安全確保のために必要とされます。
2. 足場の設置は、安全に使用できるようにしっかりと固定され、崩れたり倒れたりしないようにしなければなりません。
3. 足場には、適切な手すりや欄干が設置され、作業員が転落しないようにする必要があります。
4. 足場の設置には、適切な設計や構造が必要であり、耐荷重性能が確保されていることが求められます。
5. 足場の設置には、安全な作業環境を確保するための配慮が必要であり、定期的な点検やメンテナンスが行われることが重要です。
これらが、労働安全衛生規則における足場の設置条件となります。建設現場や高所作業現場での足場設置には、十分な注意が必要です。
足場の費用目安
坪数(㎡数) | 足場面積(㎡) | 足場料金 |
20坪(66㎡) | 160 |
150,000~170,000円 |
30坪(99㎡) | 180~200 |
185,000~200,000円 |
40坪(132㎡) | 210~230 |
210,000~230,000円 |
50坪(165㎡) | 240~260 |
240,000~260,000円 |
足場の費用相場は、一般的には1mあたり500円から1000円程度とされています。30坪の2階建て住宅の場合、足場の設置面積や高さ、使用する足場の種類によって費用は異なりますが、おおよそ100万円から200万円程度が目安となるでしょう。
まとめ
足場は、建築現場で安全かつ効率的な作業を行うために欠かせないものです。作業員や周囲の安全を確保し、高所作業や重量物の運搬を支援するだけでなく、建物の解体や改修工事においても必要不可欠です。適切な設置や管理が行われることで、事故のリスクを軽減し、作業効率を向上させることができます。建築現場においては、足場の設置が事前にしっかりと計画されることが重要です。
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