こんにちは。南日本ハウスグループの南日本開発㈱【みなみの解体】です
建物や住宅の解体工事についてはよくお話として耳にしたことがあるとおもいます。
井戸の解体に関する情報や知識は意外に少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、井戸を解体する際の方法や、井戸に関しての情報も含めて解説いたします。
井戸の歴史と現在
井戸は江戸時代頃、堀井戸の水を滑車を利用して釣桶でくみ上げて利用していました。電動ポンプの普及により今では水道管で直接利用できるようになりました。
しかしながら、今でも井戸は存在してます。
一般家庭では見かけませんが災害時に備え、公共施設・公園・農業・温泉施設などには設置されているところがあります。
設置することで自治体から補助金がでるところもあります。補助金を申請する際は事前にしっかり確認しておきましょう。
◇🔶◇🔶◇🔶鹿児島県では現時点では薩摩川内市では補助金の取り組みがあるようです◇🔶◇🔶◇🔶
https://www.city.satsumasendai.lg.jp/soshiki/1012/2/1/299.html
井戸のお祓い
井戸の解体に際して、お祓いや息抜きの必要性について検討いたします。
日本では、古くから多くの物に神が宿るとされ、井戸にも神が存在すると考えられてきました。
そのため、井戸の解体工事を行う際だけでなく、井戸を掘る前にも祈祷やお祓いが行われることがありました。
解体時にお祓いや息抜きを行う地域とは、主に日本や一部のアジアの地域で見られる風習です。
特に日本では、建物や土地に神が宿ると信じられており、その神を鎮めるためにお祓いを行うことが一般的です。
お祓いの方法としては、神社や寺院に神主や僧侶を呼んで行うことがあります。
井戸に神が宿るとされる言い伝えは、日本など一部の地域で見られる信仰です。井戸は水の恵みを与えるものとして、神聖視されることがあります。
しかし、これが本当かどうかは信仰の範囲内であり、科学的には証明されていません。
建物や土地に神が宿ると信じられており、その神を鎮めるためにお祓いが行われることがあります。
また、解体工事は危険な作業であるため、作業員や周囲の人々の安全を祈願するためにお祓いを行うこともあります。
あくまでもお祓いや息抜きが必須ではないため、費用を考慮しつつ、実施可能な範囲で対応することも重要です。
解体工事を依頼する業者も相談に応じてくれることがあるため、そのアドバイスを参考にして最終的な判断を下すことが重要です。
もし、お祓いをする場合
魂抜き
井戸の魂抜きとは、井戸の中にたまった泥や汚れを取り除く作業のことを指します。
通常は井戸の水源を再び清潔な状態にし、水を浄化するために行われます。
井戸の魂抜きは定期的に行われることが推奨されており、水質を保つために重要な作業ですが、これまで人々の安全を守ってきたことに対する感謝の意を魂抜きを通じて表現することをお祓いとしています。
前述の通り、神主や僧侶に魂抜きを依頼することもあります。
万物に魂が宿るという日本の伝統的な考え方から、解体工事の前に魂抜きを行うことは一般的です。
井戸や水の神々に感謝の念を抱きながら、魂抜きに向き合うことが重要です。
息抜き
魂抜きを終えた後は、井戸を埋める際の息抜き作業に移行します。
井戸を埋める際には、土や砂利を段階的に詰めていく作業が行われます。
息抜きは、井戸に宿る水神様が外に出られるようにとの願いを込めて行われます
また、井戸内に溜まった湿気やガスを外に逃がす役割も果たします。
息抜きの際には、ポンプを使って井戸内の水をくみ上げ、排水管を通じて水を排出する方法です。この方法では、井戸内の水を完全に取り除くことができます。
長期間使用されていない井戸でも水が溜まっていることがあり、水がない場合には内部にガスが蓄積されることがあります。これらの水分や湿気、ガスを蒸発させて外に逃がすことが、息抜きの重要な役割となります。
井戸内部に水やガスが残ったまま埋め戻しを行うと、地盤に悪影響を及ぼす可能性があるので重要な作業と言えます。
井戸の埋め戻し作業について
井戸の魂抜きや息抜きが完了した後、いよいよ本格的な埋め戻し作業に入ります。
井戸の解体や撤去は、埋め戻しによって井戸の穴を封じることで終了となります。
井戸跡の地下には、さまざまな地層が形成されており、異なる種類の土や砂が混在しています。
土、粘土、シルト、砂礫などが地層を構成しています。理想的には、これらの地層に適した土砂を順序よく埋め戻すことが望ましいですが、実際にはそう簡単にはいきません。
そのため、井戸を埋め戻す際には以下の点を考慮することが重要です。
井戸の底部
砂や砂礫で埋め戻し(砂や砂礫は微生物や有害物質をろ過する働きがあり、水質を改善する効果があります)地下水の流れを妨げないようにすること。砂や砂礫は井戸の底部を固定し、井戸の安定性を保つ役割も果たしています。地震や自然災害などの際にも井戸が崩れるリスクを減らすことができます。
井戸の上部
地表面から雨水などが直接侵入しないような粘土や砂など水を通しにくい土壌を使用し埋め戻す。
これらの点を意識しながら井戸の埋め戻し作業を進めることで、スムーズに井戸の撤去を行うことが可能です。
井戸の土管について
井戸の土管は詰まっていると水の流れが阻害され、井戸の水の品質や水量に影響を与える可能性があります。
基本的には取り除くことが推奨されます。
空洞が土管の周囲に存在する場合、土管の安定性や機能性に影響を及ぼす可能性があるため、専門家に相談してから対処することが大切です。
空洞が見つかった場合、無理に取り除くことは危険ですし、土管が破損している可能性も考えられます。
地下構造物周囲の地盤の支えとなっている場合もあるため、慎重に対処する必要があります。
また、地中に埋設された物がある場合、きちんと撤去し、埋め戻すことが重要です。
解体業者とのコミュニケーションを大切にし、処理方法について慎重に検討することが重要です。
お祓いの有無の判断には細心の注意を払う
お祓いは伝統的な風習や儀式であり、法律によって義務付けられているわけではないため、必ずしも実施する必要はありません。
最終的にお祓いを行うかどうかは施工主の判断に委ねられますが、井戸を埋める際に気持ちよく行うためにはお祓いを実施することが望ましいです。
前述の通り、お祓いに対する考え方や認識は個人によって大きく異なります。
自分自身はあまり気にしないからといってお祓いを行わずに井戸を埋めると、将来的に土地を売却する際に特に注意が必要です。
なぜなら、「お祓いの実施の有無」に関する情報を求められることがあり、お祓いを行っていない場合、売買契約が成立しにくくなる可能性があるからです。
また、お祓いを実施していないために、井戸の解体工事を引き受けてくれない業者も存在します。
このようなリスクを十分に考慮し、お祓いを行うかどうかは一人で判断せず、家族や親戚、業者などに相談して決定することが望ましいでしょう。
建物解体でお困りごとは
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