みなみの解体解体コラム建物解体工事解体工事と損害賠償保険

解体コラム

2024.10.18

解体工事と損害賠償保険

こんにちは。南日本ハウスグループ南日本開発株式会社【みなみの解体】です

解体工事には様々なリスクが伴いますが、損害保険がそのリスクをカバーする重要な役割を果たしています。
お客様には、解体工事を行う際には必ず損害保険に加入することをお勧めします。万が一、工事中に建物や周辺の物件に損害を与えた場合、損害保険がその被害をカバーし、お客様の負担を軽減することができます。安心して工事を進めるためにも、損害保険の加入は必須と言えるでしょう。

解体工事を依頼する際、損害保険に加入するのは一般的には業者側です。解体工事には建物や周囲の環境に損害を与えるリスクがあり、万が一の事故やトラブルが起きた際に備えて業者側が損害保険に加入しておくことが重要です。ただし、施主側からも要求される場合もあるので、契約前にしっかりと確認することが重要です。

施主が備える保険

 1. 建設業者賠償責任保険

  解体工事中に建設業者や作業員が施主や第三者に負傷を負わせた場合に備える保険です。
  一般的に建設業者が保険に加入していることは、信頼性や安全性を示す一つの指標となります。
  建設業者が保険に加入していない場合、施主が加入する必要があります。
  一般的には、保険会社や保険代理店に連絡し、建設プロジェクトの詳細やリスクについて相談した上で、保険
  の申し込み手続きを行うことになります。保険料や保障内容などについても事前にしっかりと確認しておくこ
  とが重要です。

 2. 労災保険

  解体工事を行う作業員が労働災害に遭った場合に備える保険です。
  施主が作業員を雇用する場合は、労災保険に加入する必要があります。
  一般的に、労災保険は労働者を雇用する事業主が加入するものですが、建設現場などで業者が作業員を派遣す
  る場合には、施主が業者の作業員に対して労災保険に加入することが求められることがあります。具体的な法
  律や規則によって異なるため、詳細な情報は労働基準監督署や労働局などの労働関連の機関に確認することが
  重要です。

 3. 建物保険

  解体工事によって建物が損壊した場合に備える保険です。解体工事を行う建物が施主所有の場合は、建物保険
  に加入することが必要です。火災や地震などの損害に対する補償が含まれており、建物を所有する人にとって
  重要な保険となります。

解体業者が備える保険

 1. 労災保険

  解体作業中に従業員がケガをしたり病気にかかったりした場合に、医療費や休業補償などを支払うための保険
  です。

 2. 賠償責任保険

  解体作業中に第三者がケガをしたり財産損害を受けた場合に、その賠償責任を補償するための保険です。

 3. 車両保険

  解体作業に使用する車両が事故や故障を起こした際に修理や補償を受けるための保険です。

 4. 建物保険

  解体作業によって建物が損壊した場合に修理や補償を受けるための保険です。

 


これらの保険以外にも、解体業者は事業用の損害保険や法人向けの保険なども検討することが重要です。
解体業者は万が一の事故やトラブルに備えるために、適切な保険に加入することが必要です。


解体工事トラブル事例と保険の対応法について

解体中に隣家の建物に損害を与えてしまった⚠

具体的な対処法としては、まずすぐに損害を与えたことを隣家の所有者に報告し、保険会社に連絡して損害の補償を受ける手続きを行うことが重要です。建設業者や建物の所有者は、損害を最小限に抑えるために速やかに対応し、被害を受けた隣家の建物を修復する費用を負担することが一般的です。また、保険会社や専門家の助言を受けて、適切な対処方法を検討することも重要です。
このような場合、建設業者の賠償責任保険が適用される可能性があります。建設業者は保険会社に連絡し、損害の補償を受けましょう。

建設業者賠償責任保険:建設業者が加入している保険で、建設工事による第三者への損害やケガに対する賠償責任
           を補償します。

建物補償保険:建物の所有者が加入している保険で、隣家の建物に損害を与えた場合に補償されることがあります

解体工事中に作業員が負傷した⚠

具体的な対処法では、負傷者に応急処置を施すのが最優先です。状況が安定するまで見守り、怪我がひどい場合は早急に医療機関へ搬送する連絡を行い、専門医による診察や治療を受けさせます。
負傷者が労働者である場合は、労災保険や労災共済の手続きを行い、補償を受けるための手続きを進めます。
労災保険自己報告書を提出し、労災保険を利用して治療費や入院費などをカバーしてもらうようにしましょう。
また、事故原因の調査と再発防止の対策を検討します。

解体工事中に作業車両が他の車両と衝突した⚠

具体的な対処法では、事故が発生したら、まずは速やかにけが人がいないか確認します。そして警察に通報し、
事故の状況を確認します。相手の運転手と関係者と連絡を取り、保険会社に連絡して保険の適用範囲を確認します。
保険会社の指示にした外、必要な手続き(保険請求書の提出や事故調査など)を行います。
事故の原因や責任の割り当てがある場合は、保険会社と相手方との間で交渉を行い、損害の補償を受けるための手続きを進めます。
自動車損害賠償保険が適用される可能性があります。
事故が発生した場合は、自動車損害賠償保険を利用して被害車両の修理費用や損害賠償金を支払います。

自賠責保険:日本の自動車保険制度で義務付けられている保険で、人身事故に対する補償を行います。
       衝突事故で他の車両の運転手や乗客が怪我をした場合、この保険が適用されます。

任意保険(自動車保険):車両の損害や財産損害に対する補償を行います。解体工事中の作業車両が他の車両に
             衝突した際に、相手の車両や財産に損害を与えた場合、この保険が適用されます。

解体工事中に環境への影響が懸念される⚠

環境への影響が懸念される内容について、解体工事中に起こる環境への影響は粉塵・騒音・振動などがあげられます。
具体的な対処としては、粉塵が発生する場合は、散布や湿潤化による抑制や、遮音壁の設置などの対策を行うことや、騒音や振動対策としては作業時間の調整や騒音対策用の防音壁の設置、振動吸収材の使用などの対策を行うことで周囲への影響を軽減することができます。
対応する保険としては、環境汚染責任保険という保険があります。解体工事による環境汚染や環境被害に対する責任をカバーする保険で、万が一の環境被害が発生した際に備えることが出来ます。
また、解体工事における事故や損害に備える建設工事保険もあり、工事現場での事故や損害によるリスクをカバーします。
建物や設備に直接的な損害が発生した場合に対応するものであり、周辺地域に発生した騒音や振動被害は対象外となることがあります。

解体工事が予定よりも遅れてしまった⚠

具体的対処としては、遅れの原因をしっかり特定し、問題の解決に取り組む事が重要です。
遅れの原因が明確にできたらそれを取り戻すためのスケジュールの見直し・再計画を立てて、追加作業や人員の配置等スケジュールを再調整しましょう。また、遅延による損害が発生した場合は、保険会社にすぐに連絡し、適切な手続きを進めて補償を受けることが重要です。遅延損害保険が適用される可能性があります。
解体工事が予定よりも遅れた場合は、遅延損害保険を利用して遅延による損害賠償金を支払います。

工事遅延保険:工事遅延保険とは、建設プロジェクトや工事現場において、予期せぬ要因により工事が遅れた
       際に、その遅延に伴う損害を補償する保険のことです。例えば、天候不順や労働者のストライキ
       、材料の供給遅延などにより工事が遅れた場合、その遅延による追加費用や損失を補償すること
       ができます。
       工事遅延保険は、建設業界や不動産業界などで利用されることが多く、信頼性や安全性を高める
       ために重要な保険です。

責任保険:解体工事において他者の損害を引き起こしてしまった場合に、その損害を補償する保険です。
     遅延による損害が他者に及んだ場合に備えて加入することが重要です。

地番沈下や土砂崩れが発生した場合⚠

地盤沈下や土砂崩れなどの自然災害は地震保険や土砂災害保険でカバーすることができるが、解体工事によって引き起こされた場合は保険での対応が難しい場合がある。事故が起きた際には、冷静に対応し、適切な手続きを行うことが重要です。また、保険会社や専門家の助言を受けながら、問題解決に向けて積極的に動くことが大切です。

解体工事で解体業者が保険を扱っていない状態や未加入の場合の
デメリット

【責任を負うリスクが高い】

解体工事中に建物や周囲の物件に損害を与えた場合、責任を負う必要があります。解体工事保険に加入していない場合、損害賠償責任を自己負担する必要があります。

【契約を取りづらい】

解体工事保険に加入していない業者は、信頼性が低いと見なされる可能性があります。そのため、契約を取りづらくなる可能性があります。

【安全管理が不十分】

解体工事には多くの安全リスクが伴います。解体工事保険に加入していない業者は、安全管理が不十分である可能性があり、作業員や周囲の人々の安全を脅かす恐れがあります。

【信頼性が低い】

解体工事保険に加入していない業者は、信頼性が低いと見なされる可能性があります。顧客や関係者からの信頼を得ることが難しくなる可能性があります。

【損害賠償責任を自己負担する必要がある】

解体工事保険に加入していない業者は、損害賠償責任を自己負担する必要があります。これにより、業務遂行のリスクが高まる可能性があります。

 

まとめ

解体工事に関して保険は必要です。必要性を4項目に分けると

1. リスクの分散 

保険は、予期せぬリスクや災害に備えるための安全ネットとして機能します。保険契約者が支払った
保険料は、被保険者が何かしらの被害を被った場合にそのリスクを分散させるために利用されます。

2. 資産保護

自動車保険や火災保険などの賠償責任保険は、自身や他人に与えた損害に対する補償を受けることが
できます。これにより、自身の資産や将来の財政を保護することができます。

3. 医療費の補償

健康保険や医療保険は、病気やケガによる医療費を補償してくれます。
高額な医療費を支払う必要がなくなるため、安心して生活を送ることができます。

4. 人生不確実性対応

人生には不確実性がつきものです。突然の病気や事故、自然災害などに備えるために保険が必要です。
自身や家族を守るためにも、適切な保険に加入することが重要です。

これらの理由から、保険は生活やビジネスを安定させるために欠かせない存在と言えます。
南日本ハウスグループの南日本開発はお客様に寄り添った解体を心掛ける鹿児島の代表するみなみの解体です(⌒∇⌒)ご相談ご検討の際は是非こちらまでご連絡お待ちいたしております。

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