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解体コラム

2024.10.16

解体工事前の近隣住民への挨拶

 
こんにちは。南日本ハウスグループ南日本開発株式会社【みなみの解体】です
 

解体工事では近隣の皆様にご協力いただくことは必要不可欠です。
粉塵や騒音・振動など、通常の日常生活にご迷惑をおかけすることとなりますので、事前に工事のお知らせと
ご迷惑をおかけする旨をお伝えすることで、クレームの予防になりますのでしっかりご挨拶をしておきましょう
挨拶のタイミングや挨拶すべき範囲、手土産などわからないことも多いとおもいますのでここではどういった
ご挨拶をしたらよいのかお知らせしたいと思います。

挨拶はかかせない配慮

解体工事を行う際、近隣住民への挨拶と配慮は非常に重要です。
きちんとした挨拶がないまま工事が始めると、近隣住民の不信感やストレスが更に大きくなるため注意が必要です。
工事現場周辺での作業時間や作業方法を工夫し、住民の生活にできるだけ影響を与えないよう配慮することが重要です。
近隣挨拶を行うことは、施主側も工事を気持ちよく進められるだけでなく、近隣住民にとっても心構えや安心や信頼に繋がり
ますので解体工事前の挨拶は可能な限り行いましょう。

近隣への影響

どのような影響があるのかどのような御迷惑が発生するのか理解しておくことが重要です。
工事による影響は様々な面で生じる可能性がありますが、特に騒音、振動、害虫、粉塵、工事車両による周辺道路の利用、建物の破損、トラブルといった項目にわけて確認してみましょう。

騒音や振動

解体工事に伴う騒音・振動は、屋根・外壁・基礎部分・コンクリートなどの取り壊しや撤去により発生します。
騒音・振動への対策として作業時間の制限や作業方法の改善、遮音壁の設置、振動吸収材の使用、騒音・振動計測と管理等の対策が取られますが、細心の注意を払っていたとしても完全に防ぐことはできません
特に夜間や休日に作業を行う場合は、近隣住民の睡眠や生活に支障をきたすことが考えられます。
一般的には日中に行うように作業します。しかし、夜勤や日中在宅ワークの方もいらっしゃるかもしれませんので工事前に必ず挨拶をして理解と信頼を得ることや対策をすることが大事です。

粉じんなどの飛散

解体工事における主な粉塵の発生源は、コンクリートやアスベスト、木材、金属などの建材や廃棄物です。
これらの素材が破砕や撹拌などの作業によって粉砕されることで粉塵が発生し、周囲に飛散します。粉塵は空気中に漂い、呼吸器系や目に影響を及ぼすだけでなく、周辺環境や建物にも付着して汚染を引き起こす可能性があります。
粉塵の飛散防止対策として水を散布したり風除けシートの設置や通行規制 、防塵マスクの着用など対策を行います。
それでも完全に防げない可能性もありますが、安心安全でなお環境への配慮を行った対策が必要です。

害虫による被害

解体現場周辺の環境の変化や建物内部の隠れた場所に害虫が潜んでいることが挙げられます。解体工事によって建物が解体されることで、害虫の生息場所が失われるため、害虫は周辺の建物や住民の家に避難してくることがあります。
また、解体工事によって害虫が駆除されなかったり、残された建材の中に害虫が隠れている場合もあります。
害虫にはゴキブリやシロアリ、ネズミなどが挙げられます。近隣住民に迷惑をかけないためにも、解体前に周辺の環境を整え、解体現場周辺に害虫駆除剤を散布することで、害虫の発生を予防することができます。
 

工事車両による周辺道路の利用

解体工事が行われる際、周辺道路の利用は欠かせないものです。大型車両や重機が行き来するため、通行の障害や騒音、振動などが近隣住民に影響を及ぼす可能性がある為、対策が必要です。
まずは工事現場周辺には、大型車両やトラック、廃材運搬車などの駐車場を用意し、確保することが重要です。また、道路の使用許可に関する対策も重要です。道路を利用する際には、自治体や道路管理者からの許可を得ることが必要です。適切な手続きを行い、道路を安全に利用することで、交通事故や混雑を防ぐことができます。
さらに、近隣住民への配慮も大切です。工事現場周辺に住む人々には、工事の進捗状況や作業時間、騒音や振動の影響などを事前に十分に伝えることが必要です。住民からの苦情や要望にも迅速に対応し、円滑なコミュニケーションを図ることが重要です。

建物の破損

解体工事において建物の破損が発生した際、隣接した外壁やブロック塀などにも損害が生じることがあります。
このような場合、建物所有者や解体業者は、隣接した建物や構造物の所有者に対して損害賠償責任を負う可能性があります。
もし解体工事によって隣接した外壁やブロック塀などが破損した場合、損害賠償責任は解体業者にある場合もあります。
解体業者は、作業の過失や不注意が原因で損害が発生した場合、隣接した建物や構造物の所有者に対して損害賠償を行うことが求められます。
ただし、施主からの無理な要望によって事故が起きたと認められた場合は、施主に損害賠償責任が生じるので気を付けなければなりません。損害賠償責任の範囲は、破損した建物や構造物の修復や復旧費用、使用不能期間による損失、精神的苦痛などの損害に対応することが含まれます。解体業者は、適切な保険に加入しておくことで、損害賠償責任に備えることができます。

解体業者によるトラブル

 
解体業者のマナーが悪いと、近隣住民とのトラブルに発展してしまう可能性があります。施工不良・料金の不透明さ・安全管理の不備等、十分な対策をしていない解体業者では作業員や近隣住民の安全が脅かされる可能性があります。
トラブルを避けるために取る対策として、口コミや評判・実績などを確認して信頼できる業者選びを行うことが重要です。また、契約前には見積もりや作業内容、料金などが明確に記載された契約書を作成し、必要に応じて専門家に相談することが重要です。解体業者によるトラブルを避けるためには、信頼できる業者を選ぶことや安全管理を徹底することが重要です。

解体工事前にする近隣挨拶のポイント

では、近隣挨拶をする際に悩みやすいポイントを確認していきましょう。

挨拶に行くタイミング

解体工事前の挨拶は、工事開始の1週間から10日前に行うのが一般的であり、早すぎず遅すぎずがよいとされています。

挨拶の範囲

挨拶は解体業者と施主が一緒に行うのが理想的であり、挨拶の範囲は解体する建物の周囲の住宅に限定されます。

近隣挨拶に必要なもの

近隣挨拶には挨拶状や粗品、熨斗、工事の工程表などが必要であり、これらを持参することで良い印象を与えられます。

・粗品や手土産       必須ではありませんが、近隣住民によい印象を与えられることが可能です。
             解体工事に対する協力が得やすくなり、工事によってご迷惑をおかけした場合でも、
             トラブルに発展する可能性が低くなります。
             決まりはありませんが粗品や手土産は高価なものを用意する必要はなく、相手がも
             らって困らない日用品や食品がおすすめです。、気を遣う贈り物はかえって逆効果に
             なりかねないので注意しましょう

 

タオル 洗剤 石鹸 入浴剤
ラップ サラダ油 お菓子の詰め合わせ

等、決まっているわけではありませんが、ちょっとした気を使わせない消耗品が主流です。

・熨斗(のし)    解体工事の粗品には「ご挨拶」と書かれた熨斗をつけてお渡しするのが一般的です。

内のし:包装紙の内側につける熨斗。主に内祝いで使用する。
外のし:包装紙の外側につける熨斗。幅広い目的に使用できる。

解体工事の挨拶には、どのような贈り物なのかわかりやすく、「外のし」が適しています。

・工事の工程表    これは近隣にお渡しするものではなく、説明するときの確認用に持って行きましょう。
           挨拶前に再度目を通しておくと、挨拶がスムーズに進められます。

解体工事終了後の挨拶も必要

必須ではありませんが、解体工事終了後にも挨拶をすることがおすすめされており、近隣住民に感謝の意を示すと同時に被害の確認も行うことが大切です。最終的には、施主と解体業者が一緒にご挨拶することが重要であり、皆様に寄り添った対応を心掛けているか最後まで信頼できる業者か知ることが出来ます。近隣住民も工事が終わったことが明確に把握できます。また、場合によっては解体工事後に新築を建てる場合があるかと思います。その際、挨拶が必要かどうかは状況によって異なります。二度も三度も挨拶に来られると迷惑と感じる人もいれば、進捗状況を詳しく知りたい人もいるからです。
そのため、解体工事が終わったお礼と同時に新築の挨拶をまとめて伝えてしまうのが理想的です。

まとめ

ご挨拶は大事であることはご理解いただけたかと思います。
そのご挨拶も施主様だけでなく、解体業者も一緒にご挨拶していただける業者選びが解体工事には必要かと思います。南日本ハウスグループの南日本開発では皆様に寄り添った対応を心がけしております。
お気軽にご連絡いただけると幸いです(⌒∇⌒)
 
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