こんにちは。南日本ハウスグループの南日本開発株式会社【みなみの解体】です。
解体工事前の現地調査は、建物の状態や周囲環境を正確に把握する調査を怠ると、予期せぬ問題が発生し、作業の進行や安全性に影響を及ぼす可能性があります。
お客様には、現地調査の重要性を理解していただき、スムーズかつ安全な解体工事を実現するために非常に重要ですので一緒に確認していきましょう。
今回は簡潔に解体工事の流れとして解体工事前・解体工事施工・解体工事後とありますので3つにわけて説明いたします。
1.解体工事前
1. 見積もりの依頼・現地調査 | 2. 見積もり内容の確認 | 3. 解体業者と契約 |
1.現地調査は立地・建物の状態を確認する場です。また、お客様が業者を見極める機会にもなります。法令遵守の正規業者はもちろん、信頼して工事を任せられるかどうかしっかり確認しましょう。 |
2.確認後、工事に関わる作業員の人数や工期を算出し、見積書を提案します。現地調査せずの見積もりの場合、途中追加費用が発生したり、工期が延長するリスクがあります。費用の内訳が細かく記載されている業者の方がより安心できるでしょう。細かく記載されていなくても質問した内容をしっかり丁寧に回答できる業者も安心です。 解体工事はすぐに開始出来ないため、工事希望日程の2~3カ月前から見積依頼を始めると希望する工事日程にも調整しやすくなります。 |
3.信頼できる業者に依頼したあとは、必ず契約書を書面で取り交わしましょう。また、契約書に記載されている内容をしっかり把握し、業者と施主様で1通ずつ契約書を保持しておくことが重要です。 |
4. ライフラインの停止・解約 | 5. 解体工事届出 | 6. 近隣への挨拶 |
4.事前調査のあとは、電気・電話・ガス・インターネット・有線などのライフラインの停止・解約を行います 遅くとも工事開始の10日前までに手続きはしておきましょう。 水道については工事中に散水や清掃で利用しますので、まだ解約せず現場解体業者に確認しましょう |
5.解体工事前に必要な申請書類には以下のものが含まれる可能性があります。 ①解体工事届出 ②道路使用許可申請・道路占用許可申請 ③建設リサイクル法に関する届け出 ④アスベスト除去工事の届出に必要な書類 これらの書類は、地方自治体や建設業者に提出され、解体工事の許可を得るために必要とされる場合があります。 詳しくはまた別のコラムでお伝えいたします。 |
6.解体工事を行う際には、騒音や振動、排煙などが近隣住民に与える影響を最小限に抑える配慮も重要です。 ご挨拶で第一歩の信頼を築きましょう。 |
7. 残留物の処分 | 8. 足場・養生・防音パネルの設置 |
7.残留物の処分は環境に悪影響を与えるため、適切な方法で処理する必要があります。 |
8.建設現場での解体作業には、足場や防音、防塵シートが近隣住民や環境にも配慮した重要な役割を果たします。 これらの対策は作業員の安全を守り、周囲への迷惑を最小限に抑えます。 |
2.解体工事施工
家屋解体工事の9つの手順
1. 足場の確保と養生・防音パネルの設置 | 2.家屋内部解体 | 3.重機の搬入 |
足場は、作業員の安全確保とスムーズな作業を行うために欠かせません。防音パネルについては、周辺への影響が大きい場合に設置します。 | 家屋内部解体は建物のリフォームや改築、建て替えなどの目的でも行われる作業です。重機を使用することが出来ない場合は壁や床、天井などの構造物を撤去する内部解体作業は、手作業で行われます。建物の構造や安全性を考慮しながら行う必要があります。 |
建物や立地によっては、重機を用いて建物を解体することがあります |
4.建物本体・瓦解体 | 5.廃材分別 | |
まずは、屋根の撤去から行っていきます。瓦の場合は、1枚ずつ手で丁寧にはずしていきます。次に断熱材・石膏ボード・サッシ・畳などの設備や内装材を撤去します。重機が入れない狭い現場では手作業による解体が必要になります。解体には約3~5日かかることが一般的であり、粉塵の飛散を防ぐために水をまいて作業を行います。作業中は騒音や振動に気をつけつつ、工事を進めていきます。建物の解体が終わったら、基礎の解体を行います。 |
廃材の分別を行うことは、リサイクルや再利用を促進し、環境への負荷を軽減する重要な取り組みです。廃材を正しく分別することで、資源の有効活用やリサイクルが可能となります。廃材の正しい分別を行うことで、環境への負荷を軽減し、資源の有効活用を促進することができます。 |
6.廃材の搬出 | 7.基礎・地中埋設物の撤去 | 8.土地を均す |
廃材の種類や大きさによっては、適切な搬出方法を選ぶ必要があります。重機やクレーンを使う場合もありますので、事前に計画を立てて搬出作業を行います。廃材の搬出には地方自治体の許可が必要な場合がありますので、適切な手続きを行ってから搬出作業を行うようにします。 |
コンクリートや鉄筋などを使用した基礎部分は強固なため、振動や騒音に配慮して進めます。基礎を撤去した後、地中にコンクリートガラや地下井戸などの埋設物がないか確認検査します。埋設物の有無は基礎解体後でないと確認できないため、見積もりに反映できないポイントになります。万が一、撤去せずに土地を売却してしまうと、後日撤去費用を請求される恐れがあります。 | 細かい木屑やガラは手による作業で取り除き、きれいな状態にしたあと、地面を平らにする整地を行います。 現場の清掃を行い、工事終了となります。 |
どのような設備で工事を行うのかは事前に業者との話し合いにより異なりますのでかかる費用もご相談になります。
解体工事後
1. 産業廃棄物の処分 | 木屑やコンクリートガラなどの産業廃棄物を処分します。 処分にあたっては法令遵守の徹底が求められます。 |
2. 周辺の清掃 | 廃棄物の搬出時に、周辺道路などが汚れる場合があります。 解体業者のマナーとして最低でも工事前と同じ状態に戻しましょう。 近隣の方への配慮としても、周辺も最後まできちんと清掃を行ってもらうようにしましょう。 |
3. 近隣の方への工事終了の挨拶 | 近隣の方へ工事終了の挨拶を行います。 工事に協力していただいたお礼を伝えるのと同時に、クレームやトラブルがないか確認する目的もあります。そのため可能な限り早めに行いましょう。万が一、隣の塀を損傷していたなどの問題があっても、工事終了から早い段階で解体業者にも対応していただく事が可能です。 |
4. 建物滅失登記の申請 | 解体工事の最後の手続きとして、建物滅失登記の申請が必要です。 建物の所有者は、解体した日から1ヶ月以内に法務局への申請が義務付けられています。詳細はまた別のコラムでお話します。 |
【最後の確認5つのポイント】
1. 現場に廃棄物の撤去忘れがないか、適正処分されているか
2. 現場と周辺道路の清掃はできているか
3. 契約内容どおりに工事が終了しているか
4. 近隣への被害(壁や塀に破損・クレーム)はないか
5. 解体業者から、建物滅失登記申請に必要な書類は受け取っているか
工事終了後は現場に行って、撤去時の廃棄物が残ってないか確認しましょう。もし見つけた場合は、連絡して撤去を依頼してください。
廃棄物の処分についても、適正処分されたかを証明するマニフェストの書類で確認すると安心です。ただ、マニフェストは解体業者から施主に渡す義務ではありませんので必要な場合は直接質問してみましょう。書類を確認して、不法投棄によるトラブルに巻き込まれないようにしましょう。特に確認しておきたいのが、契約内容どおりの工事が完工しているかどうかです。確認を怠ると、支払い後に何か問題を見つけても業者に手直しなどの依頼が困難になります。
解体業者から受け取る「建物滅失登記申請に必要な書類」については、あとの項目で詳しく解説しています。
解体工事に必要な手続きについては、大切なポイントですのできちんと把握しておきましょう。
まとめ
以上、解体工事前・解体工事施工・解体工事後の3つの流れに分けて説明いたしました。解体を進めていく中で注意し、確認しながら進めていくことが大事です。
南日本ハウスグループの南日本開発【みなみの解体】はお客様に寄り添いながら工事を進めて行けるよう努めてまいります。
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